60-летняя яблоня

コンセプト

創作の過程とその結果に興奮するのが好きなんです。自分自身と対話しながら、要点をキャンバスに捉えていくような感じですね。そして、キャンバスから自分の感情を読み取ってくれる人がいると嬉しいですね。私は、創作のエネルギーを内側に蓄積するのが好きです。アイデアが待機し、立ち上がり、力を蓄え、時には焦って絵の具を手に取ると、世界全体が横になってしまうこともあります。なんというか、体から抜け出して、白いキャンバスにすべてをぶちまけてしまうんですね。時には絵はもっと難しく、意志の力、頭脳によって作られる。色あせて、長い間放置され、何かのきっかけで書き直したり、復活させたりする。そして、その絵から温もりが伝わってくるのです。絵の制作は、私を敏感にし、多くのことを見聞きするようになりました。日常のカーテンの向こうに明るい世界があることを教えてもらったような、生活の質が変わった。今の生活に明るさを欠くようになり、鮮明な夢を見なくなった。