KON Ⅱ

コンセプト

Fujishima TOMは、香川県出身のアーティストである。彼のインスピレーションは全ての美しいもの。地球に宿る美である。モチーフは石や大地などの無機物から自然、生命のエネルギーなど全ての美しいものであり、実存するものをモチーフとしていながら、対象そのものを描くのではなく、その対象となる物が内包している美を映し出した作品を制作している。創作について影響を受けているものは、アボリジナルアート、民藝、アルテ・ポーヴェラなどの表現である。また、伝統的な絵画、特に日本美術に強く影響を受けている。長谷川等伯や尾形光琳の琳派など日本美術に脈々と受け継がれてきた美の表現とその精神を尊敬しており、日本人の持つ美への感性とそれを追及する姿勢をこの時代において継承したいという思いから創作活動を続けている。技法、スタイルにはこだわらず。対象を表現するのに最適なあらゆる可能性を模索する。水彩、アクリル、色鉛筆、インク、墨、接着剤、コラージュ、半立体など全ての画材や素材のもつ可能性を生かして制作を行う。作品によってはデジタル表現も取り入れている。