Fluid Artcraft Tableau (Blue #4)

コンセプト

立体、平面、映像、インスタレーション、パフォーマンス演出など、いくつかのメディアを横断して表現します。このサイトでは、主に彫刻やタブローを出品します。私が影響を受けたアーティストは、菅木志雄さんと名和晃平さんです。前者からは二人の著書を読んで、作品だけでなく言葉で表現することを意識するようになり、後者からはスタジオでのアシスタントを経験して、アウトプットの技術や感覚に触れました。それらの経験の末に、独自の制作理論である「支持体論」を思考しながら、制作活動の根幹としています。これは「すべての存在は、別の世界や次元から見ると何か別のものを形作るための支持体としても存在する」という考え方です。作品を制作する上では支持体という言葉を、「作品を構成する材料のようなもの」という意味と、「アートという実態のない本質性を、媒体物として同期させるもの」という意味で捉えています。こうした思考と制作を行き来しながら表現しています。