和紙、水干、岩絵具使用。F8号です。 日本の国鳥であり、響きの良い鳴き声で「ケンケーン」と泣きます。ピンクの満開桜に雉です。「春の野に若菜摘みつつ雉の声 きけば昔の思ほゆらくに」と 『良寛歌集』で江戸時代後期、曹洞宗の僧侶で歌人である「良寛」が歌っています。「日本画」は、1000年以上続いている絵画様式を基本とし、その画材も古く、歴史的に培われた伝統的な素材を使います。 和紙、絹、木、などに、墨、岩絵具、胡粉、などの天然絵具を用い、膠(にかわ)を接着材として描く技法です。 また、金などの金属材料(金箔など)も使用します。鉱石が原料の「岩絵具」は、砂のような粉末で美しい絵具です。土が原料の「水干絵具」は、微粒子で伸びがよい絵具です。岩絵具と水干絵具は人工的なものもつくられ、色数が豊富です。貝殻が原料の「胡粉」は、微粒子の白色絵具です。