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ART & TIPS - 作品の額装から保管まで -

2021/01/22
Shinzo Okuoka

アートを買いたいけど額装が分からない。
アートを買ったけど保管の方法が分からない。
などなど、この記事では「アートを買う上・持つ上で分からないこと」を解説します。


アートとの暮らし方 - 額装から修復まで -

実はワタクシ、作品を購入しまして。しかもはじめて!

お、いいですね。どんな作品を買ったの?

ドローイングなんですけど、ギャラリーの人に「額はついてないんですけど、額装しますか?」って聞かれて一瞬困ったんですよね。「え...額装ってなにさ!?」って。

はじめてだとそうだよね。

そうなんですよ。でも、そもそも絵画には額装されているもの、そうでないものがありますよね。何が違うんですか?

一番は作品の違いだね。
絵画にはキャンバスや木製パネルに描かれたもの、紙に描かれたものがあって、キャンバスならそのまま壁に掛けることが出来るけど、でも紙の作品は壁に掛けにくいですよね。だから額縁に入れて飾りやすくするんですよ。

あ、じゃあ写真とかプリントも紙だから額装はしますか?

そのケースが多いね。額縁にも種類があって、いわゆる枠がついた額縁もあるし、アクリルやガラスに挟んだだけのものもあるよ。
作品を買ったところに「この作品を額装したいんですけど、おすすめはありますか?」と聞けば案内してくれると思うよ。

アクリルフレーム

私の買ったドローイングは紙に描かれているから額装した方がいいんですね。「壁に掛ける」って具体的にどうするんですか? お母さんが「紙なら壁にはっつけちゃえば?」って言ってたんですけど、でもちょっと抵抗あって...。

壁に金具を取り付けたり、ピクチャーレールと呼ばれる器具を取り付けたり、方法は色々あるね。直接くっつけるのは、作品を傷つけることもあるからオススメはしないかな。

え...金具や器具を取り付けるって...壁に穴を開けるんですか...? うちは賃貸だからちょっと気になりますね...。大家さんに原復しろ!って言われたら怖い...。

特殊な練りゴムをつけて壁を傷つけない方法もあって、ひっつき虫とか呼んだりするんだけど、画材屋さんやホームセンターに行って聞くと詳しく教えてくれるよ。

なるほどー。でも飾らない時ってどうしたらいいんですか? 押入れで保管していいものですか?

作品によっては湿気が苦手だったりするから、注意は必要だね。特に紙は湿気に弱いし耐久性も低いから。「湿気・温度・日差し・虫食い」は、紙に限らず、作品を保管する上で要注意のエネミーだね。一般的にはすのこを下に敷いて、出来る限り陽の当たらない場所に置いた方がいいかな。紙の場合は箱に入れてあげてね。

ふーん。倉庫とかで預かってくれないんですか?

倉庫ももちろんアリだよ。だけどアートを専門にしているか?は要確認だね。湿温対策や防虫対策をしているかはチェックした方がいいかな。あとはお財布とご相談。

それでも傷んじゃうことってありますよね。子供がぶつかってしまったり、地震が来たりして...。私って家でパーティしたりするので、結構ひとが来るんですよね。

修復士という、作品の修繕を専門にしている人もいるよ。でも、まずは作品を買ったギャラリーや作家さんに聞いてみるといいかもしれないね。作品を一番分かっているのは作家さんとギャラリーだから。

100万円の絵を買うために - 分割払いってアリ?ナシ? -

買ったばっかりなんですけど、実はもう二つ目が欲しくて...。

「コレクションという病」の兆しが見えるね。僕も最初に買ってからどんどん次が欲しくなったりするよ。どんなのが欲しいの?

油彩画なんですけど...。

いいね。

100万円なんですけど...。

...なるほど。

正直、一括払いはすぐに出来ないんですよね。「だったら貯金しろ!」ってことなんですけど、でも一点モノだし、もしかしたら売れてしまうかもしれないじゃないですか? だからどうしたものかと...。分割払いって可能なんですか?

ギャラリーさんによるけど、可能なケースもあるよ。「払い終わるまではギャラリーに預かってもらう」っていうのが多いけどね。まずはギャラリーに聞いてみたらどうかな。

「セコいやつだなあ」って思われたりしません?

よくあることだし、それに「すぐに払えない。それでも欲しい」っていう気持ちは有難いことじゃないかな。だからまずは聞いてみようね。

アートと末長く、いつまでも - 買った作品は売ってもいいの? ダメなの? -

 

例えばですよ、もし「作品を手放したいな」って思った時って皆どうしてるんですか?

「作品を売るにはどうしたらいいか」ってことかな?

さようでございます。...やっぱりダメ?

「一度買った作品を売ることが良いか、悪いか」については、色々な考え方があって、答えはひとによるかな。でも決して出来ないわけではないよ。むしろ「え、いらないの? 欲しい!」って思ってもらえる人の手に渡ることも、考え方によってはもしかしたらいいことかもしれないし。

なるほど。

ちなみに「一度買われた作品を売買すること」をセカンダリーと呼んだりするよ。その逆に「作家さんやギャラリーから直接買うこと」はプライマリーと呼ぶんだよ。

要するにユーズドか新品かってことですか?

...まあ似てるんだけど、でも衣類や家電とは違うからね。

でも「作品を売ること」自体は出来るんですね。

オークションに出したり、あとは購入したギャラリーさんに相談したり、やり方は色々あるかな。まずは購入したところに聞くことが一番いいかもね。

オークションってどういうのがあるんですか?何でもいいわけじゃないですよね...?

アートを専門にやっているオークションがいいかもね。クリスティーズ、サザビーズ、フィリップスが著名だけど、日本にもSBIアートオークションやシンワオークションなど色々とあるよ。

あれですよね、バスキアを落札した...。

あれはサザビーズ・ニューヨークだね。本場の本場、野球で言うメジャーリーグみたいなところかな。

そんなところに出したり出来るんですか?

まあ簡単には難しいよね。一番はやっぱり購入したギャラリーに聞いてみることかな。ギャラリーは作品を買う時、持っている時、それから手放す時も相談に乗ってくれるはずだよ。


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著者

Shinzo Okuoka