H 60.5cm x W 91.5cm x D 3.4cm
プリント
紙
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浮世絵引用紙幣コラージュ絵画とは
お金→本物の紙幣をコラージュ素材に用い、文明、国家、歴史、資本主義社会といった大きなテーマを浮世絵モチーフに世界中の紙幣と金銀箔を使い伝統的装飾性を加えた現代美術です。
日本のポップアートである浮世絵を、概念美術と日本の伝統工芸の技術で装飾性を加えたネオポップアート。
国際経済の今を切り取る時事性と風刺性も特徴。現金が消えデジタルマネーに変わる時代の象徴表現が核にあります。文明論、現代資本主義のリアリティ、浮世絵の美術史の位置づけ、それ等に基づく批評的風刺と引用した絵画のシンボリズムが折衷された概念絵画です。
作品タイトルの紙幣番号は同じ紙幣番号は存在出来ない作品のオリジナル性を国家が保証します。
同じ構図で摺り版の色違いが作られる浮世絵のコンセプトの引用により、構図は共通でありながら、紙幣や色により全てユニークピース作品です。紙幣をコラージュした画面は同じパターンは絶対に作れ無いAutomaticPaintingの手法を用いています。
原画説明
引用した「神奈川沖浪裏」は、葛飾北斎の富嶽三十六景全46図中の1図。世界で知られる最も有名な日本美術作品の一つ。
ジャポニズム、印象派等西洋美術史に与えた影響は大きく、現代美術においてもジュリアンオピーが浮世絵の影響を受けた作品を発表する等、現在も計り知れない影響力を持つ。
作者は北斎=日本人の自然信仰のイコン像の傑作として、本作を捉えている。江戸時代と比較して現代の信仰はお金。日本人の信仰の歴史的なレイヤー、加えて現金がデジタルマネーで消えていく時代性も暗示している。
経済も生き物の様に変化し、時に人間を翻弄し、時にエネルギーを与える、そんな現代を現しています。
33.5 x 33.5 cm / 50,000円
43 x 60.5 cm / 100,000円
43 x 60.5 cm / Sold Out
60.5 x 91.5 cm / 180,000円
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