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プロフィールのイメージ / Ayumi Suzuki

Ayumi Suzuki

スズキ アユミ

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スズキ アユミ(Ayumi Suzuki)

コンセプト

いつか必ず死ななければならないと気付いたのは、8歳くらいの時でした。

自分が永遠に消えるかもしれなくて、それは実際に死んでみるまでわからない。 夜に寝ながら「意識が消滅する日」のことを思い詰めていると、口から心臓を吐いてしまいそうになりました。

何とかしなければならない、と思いました。 死んでしま...
いつか必ず死ななければならないと気付いたのは、8歳くらいの時でした。

自分が永遠に消えるかもしれなくて、それは実際に死んでみるまでわからない。 夜に寝ながら「意識が消滅する日」のことを思い詰めていると、口から心臓を吐いてしまいそうになりました。

何とかしなければならない、と思いました。 死んでしまうことではなく、自分を何とかしなくてはなりません。 生きているあいだに、死んでしまうことに納得しなければなりません。 わたしは自分を励ますために “怖い” や “悲しい” を、できるだけ明るく描き残そうと思いました。

愛着の本質とは何か考える
私たちは人生の大半を広大な世界の中で過ごします。
しかし実際、人が世界を体験する情報は、その目で見てその脳で処理されたものだけです。たとえば私とあなたが同じものを見ていても、目と脳は異なる世界を体験しています。

その意味で、「現代美術における具象画の価値とは何か」を考えます。
感動の正体が、具象絵画の新しいアプローチの可能性ではないかと思うのです。

人は生きている限り、常に見ようとします。
誰かの顔を見て、家を見て、街を見て、自分のキッチンを見て、「愛着」を感じます。受け取っている主観的な情報が異なるにもかかわらず、私たちは皆、視覚的な経験を通して受け取る情報にほとんど共通の愛着を感じています。
私は、この「見たものへの愛着」は、「慈悲」の片鱗ではないかと考えています。

「人間の視覚は主観的なものであるにもかかわらず、具象的なモチーフを見たときに感じる愛着の感覚が共通している」としたら、具象絵画の新しいアプローチの可能性はどのようなものでしょうか。

近年とくに、愛着の正体は「執着」だと思われがちです。しかし、見ようとする心は、最も原始的で純粋な愛「慈悲」によるものではないでしょうか。

“慈” しみとは友愛の気持ちであり、 “哀” しみとは同情の気持ちです。東洋では、生きとし生けるものの苦しみを自分のものとする、同情的で執着のない愛を「慈悲」といいます。

人間は極めて大きな大脳皮質を獲得したのと同時に、解析し、制御し、改造したいという欲求とそれができるだけの能力を獲得しました。しかし人間には同時に、よく発達した島皮質(共感を司る部位と言われます)も与えられました。
私たちは共感という土台の上に、思いやりを感じる能力を持っているのです。

私の作品は、見る人の心に慈悲の片鱗を芽生えさせることを目指しています。

私の作品は、私自身が経験した「思いやりの記憶」をもとに描かれています。
恐怖や不安、悲しい体験の中にも思いやりを見つけたら、モチーフとして描き出します。

「感情と慈悲は相反する」と言われることがあります。芸術的感覚も好感などの感情が基盤になっているので、きっと同じことが言えます。そこで私の作品は、鑑賞者が慈悲の片鱗を受けとるための変数になることを課題としています。

経験を経て私の作品は意識的に変化していきます。
私は受け取った慈悲を作品という形で鑑賞者に伝える管です。

“心を持つものは全て性質を変えた自己である”
私は複数のモチーフを、相互の影響のバランスを保ちながら並置する表現を展開しています。そこでのテーマを「自他不二の視覚表現」と位置づけています。

補色同士を影響させる表現は、互いの彩度を増すためのみの表現ではありません。このアイデアは、フォービズムの主観的な色彩感覚の概念や、バイオモルフィズムのイメージに触発されたものです。

キャンバスに描かれたモチーフの配色は、自己と他者は別々でありながら不可分であるという考えに基づいています。私は「心を持つすべてのものは、その性質を変えた自己である」という東洋の考え方を、絵画で表現するための答えを探しています。

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近日公開予定


メディウム

経歴

略歴・学歴
1990年 日本、静岡に生まれる
2009年に高等学校美術科を卒業し、その後、秋田県の工芸学校でアカデミックな陶芸を学びました。
2011年の東日本大震災を機に、東京に拠点を移しました。東京ではいくつかの個展、グループ展に参加しています。

「まつげをつまむのさ」Cocco 25周年記念アニバーサリー作品 12...
略歴・学歴
1990年 日本、静岡に生まれる
2009年に高等学校美術科を卒業し、その後、秋田県の工芸学校でアカデミックな陶芸を学びました。
2011年の東日本大震災を機に、東京に拠点を移しました。東京ではいくつかの個展、グループ展に参加しています。

「まつげをつまむのさ」Cocco 25周年記念アニバーサリー作品 12th ALBUM「プロム」CDブックレット掲載

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