作品の特色は「境界線」の曖昧さです。 作品その物は、「写真」の様にも見えるし「水彩画」の様にも見える。描かれるオブジェクトの一つ一つは「現実」に存在する様で現実には存在しない。表現された「揺れ動く光と影」は作品の持つ独特の世界観をより一層明確に表現していく。 それは、「夢」の中の出来事なのか?それとも「現実」の出来事なのか? 境界が曖昧であればあるほど、「現実」をあぶりだし、「私」という存在をより明確に描き出す事が出来る…と考えます。 デジタルという表現手段は「それ」を描き出す最も適したツールだと考えています。
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