私の初めてのキャンバスは畳、クレヨンは母の宝物の口紅でした。以来、地面に石ころ、チラシの裏にちびた鉛筆、画用紙にクレヨン、水彩絵具、キャンバスに油絵具、アクリル絵具と変遷し今に至ります。 モチーフの多くは女性や子供、暮らす街の夕暮れ風景、猫やちいさな動物たちなどです。 筆を重ね、色を重ね、身近なものや情景から心惹かれるものを掬い取って描いています。その絵が観る人の心に寄り添えればいいなと思っています。 人の体は食べ物から栄養を摂っていきている。では心は何から栄養をとればいいの? それはアートから、パンや肉やスイーツ、時には薬にもなるでしょう。 私の絵が少しなりとも観る人の心の栄養のなってくれればうれしいです。
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