近年、マジックのドローイングをもとに線と面、余白を活かした作品を制作しています。写真などでみた時に平面的に見える線や面は、岩絵の具や胡粉で盛り上げるといった彩色を施しており、作品と対峙した時に岩絵の具の質感や、厚み、量感が視覚的なギャップと触覚的な効果を生み出しています。 作品の出発点であるドローイングの際に選ぶモチーフは、犬や家、アイスクリームなど日常の中で見かけるものが多いです。そういった見慣れたものを何か違った角度で見てもらえるような意識を与えられること、新しい価値観を創り出すこと、単純な絵の面白さを表現したいと思っています。
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