大気中に含まれる様々な物質をモチーフに取り入れて 「我々は見えるものと見えないものに囲まれて生活している」という事を テーマにした作品を創っている。 なぜこのテーマにしたかというと、幼少期~20代は喘息持ちであったために 発作が起きると 汚染された空気と澄み切った空気の違いを身体が敏感に感じ取っていたため 私にとって尤も身近に感じる事柄だったからである。 そして表現方法の由来は 幼少の頃にジオラマ模型や時代劇の小道具)を紙で作ったり マジックや錯視(錯覚)にとても興味があったため、 「目の前で起こっている現象以外にも様々な仕掛けがあるのだ」ということを実感し、 現在の作風の着想を得た。
©copyrights 2019 Tricera. All copyright Reserved.