古典的なファッションに身を包んだ、もしくは裸の、知的で野性的な強い女性の美しさを描く。 その脇には動物達が彼女達と共存している。この画風になったのは、母と動物達への感謝の思いからだろう。 若くて美しかった彼女が時間と体力知力をなげうって女手一つで私を育ててくれた。 生活が厳しい状況にあることを理解していた私には、母は全ての困難から救ってくれる女神様のような存在だった。 何もない私を只々守って、幸せになれと思い続けてくれた母、寂しい時に側にいてくれた動物達。 自分が歳をとって尚更、なんで私の為にそこまでしてくれるのだろうという思いが激しくなり、 絵に描かずにはいられない。
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