私は本音だけで意思疎通をしたいと考えていましたが、その本音は今まで色んな人を傷つけてきました。しかし、本音を言いたくても相手を傷つけたいわけではありません。そこで「建前」や「皮肉」を使い、本音の部分を上手く表現出来るようになりたいと思うようになりました。なので、「私が普段から思っている本音や閃いた物事を、相手が傷つかないように面白可笑しく美しく言わせてただく」という気持ちで制作をしています。近年では人や物事との距離の取り方について表現している事が多く、お面を被っているポートレートなどの「フィルター」を感じさせるようなモチーフを使用して表現する事が多いです。このような自分の正体を隠して相手を見張る距離の取り方は幼少期からの自分の性格でもあり、現代のSNS的な感覚でもある為非常に興味があります。
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