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【SBIアートオークション】2023年9月の注目作品を5つの視点から紹介

2023/09/05
Tai Iguchi Tai Iguchi

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(出典:SBIアートオークション)

2023/9/15(金)・2023/9/16(土)にて、第60回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTIONが開催されます。
オンライン上で開催されるため参加しやすく、日本最大級のオークションハウスなので出品点数が多いのも魅力。



ceo
株式会社TRiCERA代表 井口泰

オークション情報は現代アートの評価を左右するため、アート投資を考えている方にとっては必見です。
この記事では、現代アートEC・セカンダリー作品売買仲介サービスを展開する株式会社TRiCERAのCEOを務める私、井口がオークション開催前から注目を集める作品を一挙にご紹介いたします。

今回の注目作品を5つの視点から解説



スイスの画家アンディ・デンツラーの「Woman in Burnt Sienna」をはじめ、KYNEの「Untitled」小松美羽の「悪の去る音」など、日本の現代アート最前線のアーティストが並ぶラインナップの今回。2日間で400点余りの作品が出品されます。

この記事では、注目すべき作品を以下の5ポイントから解説します。

①海外の大御所アーティスト

②予想落札額TOP3の日本アーティスト

③オークション初出品のアーティスト

④落札額上昇中の注目アーティスト

⑤TRiCERAでの取り扱いアーティスト



①海外の大御所アーティスト


ここでは、すでに高い評価を確立している海外アーティストの作品をご紹介します。

アンディ・デンツラー "Woman in Burnt Sienna"

Andy_Denzler
アンディ・デンツラー "Woman in Burnt Sienna", 2022, 140.0 × 120.0 cm, 油彩, キャンヴァス, LOT 323.
Estimate ¥3,500,000 - 5,500,000

抽象表現主義とフォトリアリズムを組み合わせた画風で評価されるスイス出身の画家、アンディ・デンツラー(Andy Denzler, 1965-)。
デンツラー作品は欧米で盛んに取引されており、日本での出品歴はわずか7点(全87点)です。
最高落札額は、2022/5/3のサザビーズ・ロンドンにて"Whisper Noise II"(2019, 209.8 x 179.8 cm)に付けられた¥32,678,893。

2023年のデンツラー作品(原画)の落札額中央値は¥6,424,952となっており、前年の¥3,674,514より上昇傾向にあります。

ジャン・ジュリアン "THEM (Vivi, Bruno, Lili)"

jean_julian
ジャン・ジュリアン "THEM (Vivi, Bruno, Lili)", 2019, 22.1 × 20.5 × 5.0 cm,ED. 50, ステンレス鋼、シルクスクリーン、3点組、オリジナルケース, LOT065
Estimate ¥250,000 - 350,000

フランス出身のアーティスト、ジャン・ジュリアン(Jean Jullien, 1983-)。
日本では、2021年渋谷パルコミュージアムでの個展開催や、GINZA SIXで現在展示中のインスタレーション"The Departure"で著名です。

オークションでの最高落札額は、2022/5/28、SBIアートオークションにてアクリル画"Untitled"(40 x 80 cm)に付けられた¥6,095,000。
立体作品では、2023/4/15のSBIアートオークションで木彫作品"BRIGHT IDEA"(2016, 38.0 × 12.0 × 11.0 cm)が落札予想額を超えた368,000円で落札されました。
今回の作品も落札予想額を上回るのか、期待が寄せられています。


②予想落札額TOP3の日本アーティスト作品



続いては、今回のオークションで予想落札額が最も高い日本人アーティストの作品をご紹介します。

KYNE "Untitled"

kyne
KYNE "Untitled", 2020, 91.0 × 72.7 cm, アクリル, キャンヴァス, Lot 256.
Estimate ¥6,000,000 - 9,000,000

福岡出身のアーティスト、KYNEは「KYNE Girl」と呼ばれるクールな表情の女性ポートレートで高い知名度を誇ります。
昨今の美人画ブームを牽引する存在であり、国際的に注目される日本の現代アーティストの一人です。

自己最高額は2021年4月のSBI Artオークションでの¥31,000,000(180.0 × 113.5 cmのキャンバス作品"Untitled")。
今回の作品はオークションでトップの予想落札額が付けられており、果たして1千万円を超えるのか、目が離せないロットです。


小松美羽 "悪の去る音"

komatsumiwa
小松美羽 "悪の去る音", 2018, 直径 46.5 cm, アクリル, ペン, キャンバス, LOT 262.
Estimate ¥2,000,000 - 3,000,000

山犬や神獣をモチーフにした作品を手がけるアーティスト、小松美羽
150回以上のオークション出品実績があり、クリスティーズやサザビーズなどリーディングオークションでも登場しています。

最高落札額は、2023/3/11のSBIアートオークションに出品されたアクリル画"天からの恵み、祈りは天へ、龍のうねりとなって水面を反射する"(2019, 130.3 × 194.0 cm)に付けられた¥29,325,000です。


草間彌生 "FLOWERS A (Kusama 349)"

kusamayayoi
草間彌生 "FLOWERS A (Kusama 349)", 2005, 51.0 × 61.0 cm, シルクスクリーン, ラメ, LOT 390.
Estimate ¥2,000,000 - 3,000,000

言わずと知れた日本を代表する現代アーティスト、草間彌生
草間彌生作品のオークション取引実績は1998年からと長く、原画作品の落札額は堅調に増加傾向です。

2022/5/1、サザビーズ・ニューヨークのオークションでは、133.4 x 124.5 cmの原画作品"INTERMINABLE NET#3"が¥1,525,827,661の最高価格で落札されました。
また、今回の出品作と同じ"FLOWERS A"シリーズ作品は、2022/10/9にチャイナ・ガーディアンズ・オークションにて¥7,176,170で落札されています。今回も落札価格を超えるか、注目が集まります。


③オークション初出品のアーティスト作品


続いて、今回がオークション初出品となるアーティストを紹介します。

大島成己 "Black Book - 13"

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大島成己 "Black Book - 13", 2000, 36.4 × 51.5 cm, シルクスクリーン(ED.15), LOT 149.
Estimate ¥50,000 - 100,000

1963年生まれの大島成己は、ドイツの著名な写真家トーマス・ルフの元で学び、写真やシルクスクリーンを手がけるアーティストです。
遠近感をあえて崩し、被写体の光や色彩、触覚感を増幅させる写真表現を試みた作品が評価されています。

2004年ヴェネツィア・ビエンナーレへの選出や2015年Festival Phot’Aix 2015への出場など、欧米のアートフェアでの出展実績があります。
ドイツのノルドライン・ヴェストファーレン州文化科学省や国立国際美術館にも収蔵実績があり、現代アート界での評価も確立。

今回のオークション結果に注目が集まります。


奥田雄太 "Abstract Bouquet (Sax × Blue)"

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奥田雄太 “Abstract Bouquet (Sax × Blue)”, 2021, 33.3 × 24.2 cm, アクリル、顔料インク、キャンヴァス, LOT 265.
Estimate¥100,000 - 150,000

"Abstract Bouquet (Glay × Orange)"

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奥田雄太 “Abstract Flowers (Gray × orange)” , 2021, 53.0 × 53.0 cm, アクリル、顔料インク、キャンヴァス, LOT 266.
Estimate¥200,000 - 300,000

"Never makes full of your heart by "like it""

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奥田雄太 “Never makes full of your heart by "like it”” , 2020, 60.8 × 50.6 cm, アクリル、顔料インク、キャンヴァス, LOT 267.
Estimate¥120,000 - 180,000

"Skull"

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奥田雄太 “Never makes full of your heart by "like it”” , 2020, 72.7 × 60.6 cm, 顔料インク、銀箔、墨、胡粉、木製パネル, LOT 268.
Estimate¥150,000 - 250,000

1987年生まれの奥田雄太は、日本とイギリスでファッションデザインを学び、ファッションデザイナーとして活動後、2016年から現代アーティストに転向。
元々は計算され尽くした線描を駆使した細密画を制作していましたが、ここ数年はカラフルな色味の花を描いた作品を中心に発表しています。

東京だけではなくアメリカやシンガポールでも個展経験があり、TRiCERAでの取扱作品は完売。今後に期待が集まるアーティストです。


④落札額上昇中の注目アーティスト作品

ここでは、数回オークション実績があり、毎回落札額を上回っている注目のアーティストを紹介します。

正木隆 "無題"

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正木隆 "無題", 1999-2000, 60.7 × 72.8 cm, 油彩, キャンヴァス, LOT315.
Estimate¥100,000 - 150,000

正木隆は、1971年生まれで、幾層にも重ねられた黒い画面が特徴的な画風のアーティストです。
20代から国立国際美術館、東京国立近代美術館、東京都現代美術館など名だたる美術館に収蔵され、将来の活躍が嘱望されていましたが、2004年に30代で亡くなりました。

正木隆の作品は2022年以降、5回オークションに出品されていますが、いずれの回でも予想落札額を大幅に超えて落札されています。


(すべて原画作品, 出典:Mutual Art)


大久保紗也 "Conductor"

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大久保紗也 "Conductor", 2021, 53.0 × 45.5 cm, 油彩、アクリル、キャンヴァスパネル, LOT 228.
Estimate¥150,000 - 250,000

1992年生まれの大久保紗也は、輪郭線として表現された記号的イメージと、物質感を伴った像のうねりを共存させる絵画を描くアーティストです。
2017年に「第4回CAF賞」白石正美賞を受賞して注目を浴び、国内で精力的に個展を開催しています。

これまでのオークション実績は5回で、2023/1/28には最高落札額¥609,500を記録。その後も落札予想額を上回る結果が続いており、今回の落札額も要注目です。


(すべて原画作品, 出典:Mutual Art)


⑤TRiCERAでの取り扱いアーティスト作品


最後は、TRiCERAで取り扱い中のアーティスト作品を紹介します。

天野タケル "ネコとビーナス"

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天野タケル"ネコとビーナス", 2020, 116.7 × 91.0 cm, アクリル、キャンヴァス, LOT 296.
Estimate¥1,200,000 - 1,800,000

ニューヨークで版画を学び、簡略化された線で描くポップな人物画が人気の天野タケル
TRiCERA Resaleでも、現在原画作品"ビーナス"と、版画作品"ICONS"を出品中です。




愛☆まどんな "彼女の顔が思い出せない"

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愛☆まどんな "彼女の顔が思い出せない", 41.3 × 41.3 cm, アクリル、キャンヴァス, LOT 263.
Estimate¥600,000 - 900,000

愛☆まどんなは1984年生まれで、2007年よりライブペインティングを中心に活動を開始したアーティスト。
デビュー時から一貫して少女像を描き、「彼女の顔が思い出せない」シリーズはシグネチャーモデルとして評価を確立しています。

TRiCERAでは、同シリーズのシルクスクリーン版を販売。



山口真人 "Stay with you *SQWH1"

yamaguchimasato
山口真人 "Stay with you *SQWH1", 2021, 80.3 × 80.3 cm, アクリル, キャンバス, LOT 276.
Estimate¥500,000 - 800,000

「トランスリアリティ(現実の向こう側の現実)」をテーマに、自撮りをする少女を描く山口真人
二次元派の画家として、香港、アメリカなど国外での高い人気を誇ります。

TRiCERAでは、同じく少女をモチーフとしたシルクスクリーンを出品しています。




Backside Works. "M:i:FIX orange"

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Backside Works. "M:i:FIX orange", 2020, 53.0 × 41.0 cm, シルクスクリーン(ED.30), LOT037.
Estimate¥600,000 - 900,000


"M:i:FIX yellow"

backsideworks2
Backside Works. "M:i:FIX yellow", 2020, 53.0 × 41.0 cm, シルクスクリーン(ED.30), LOT 038.
Estimate¥600,000 - 900,000

"ボタないの? black"

backsideworks3
Backside Works. "ボタないの? black", 2020, 53.0 × 41.0 cm, シルクスクリーン(ED.100), LOT 039.
Estimate¥600,000 - 900,000

"Untitled"

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Backside Works. "Untitled", 2020, 53.0 × 53.0 cm, シルクスクリーン(ED.100), LOT 040.
Estimate¥600,000 - 900,000

福岡を拠点に活動するBackside Works.は、福岡を拠点に活動する匿名アーティスト。
「観る者を【主人公】と捉え、主人公と共に物語を構築する存在【ヒロイン】を描く」ことをコンセプトに制作を行っています。
台湾、ソウルのアートフェアにも出品され、東アジアからの注目が高く、今回の落札結果も期待されます。

TRiCERAでは、Backside Works.が週刊少年ジャンプとコラボして制作したシルクスクリーン作品を出品中です。



アート作品の売買をサポートするTRiCERA ART Resaleサービス


TRiCERA ARTでは、コレクターの皆様が作品売却・購入を安心して実施できるResaleサービスを展開しております。

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Tai Iguchi

著者

Tai Iguchi

株式会社TRiCERA代表、老舗音響機器メーカーやドイツ最大手医療機器メーカーでのキャリアを経て、ナイキへとジョイン、サプライチェーンや国際物流領域にて複数グローバルプロジェクトを手掛けたのち、2018年に株式会社TRiCERAを設立。