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絵画投資が富裕層に人気な理由|メリット・デメリットと始め方を徹底解説

2023/04/25
TRiCERA ART TRiCERA ART


近年、富裕層の界隈では絵画などのアート作品を投資先として選択する人が急増しています。
ベテランも若い投資家も、人気アーティストの作品をめぐって最新の情報を手に入れようと日々情報戦を展開しています。
今回は、投資家がアートに投資する理由と、デメリットとメリット、始め方を解説していきます。


なぜ絵画が投資対象になるのか?

アートや絵画の価値が上がる理由

そもそも、絵画等のアート作品は、美的感性を涵養するものとして昔から教養あるお家には必須の存在でした。様々な技法や様式で描かれている一枚の絵画作品は、それだけで見応えがあり、日々の癒しとなったり、審美眼を鍛えてくれるでしょう。
しかし、絵画はそれに加えて、時間が経つとともに価値が上がっていくものでもあります。ここが、絵画の最も特徴的なポイントだと言えます。
アート作品は、一度評価されるとほとんどの場合同じ作品の評価が下がることがありません。
作者の人気、希少性=総作品点数、作品自体のクオリティなどの評価基準で価値が決まり、近年では非常に若いアーティストでも急速に評価を獲得する例が増えてきています。もちろん見極めるのは難しいところですが、絵画などアート作品が投資対象としてかなり優れているということは言えるでしょう。
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拡大し続けるアジア美術品市場の動向

現在、欧米や中華圏のアートマーケットは市場規模を拡大し続けていて、若いコレクターの数も増えてきています。2023年年4月にアート・バーゼルとUBSから発表された大規模市場調査レポートによれば、2022年の世界のアート市場全体は678億USドル(約9兆円超)、前年2021年と比較して3%増加しており、コロナ前のレベルにほぼV字回復しました。
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また、世界の二大オークショニアであるサザビーズとクリスティーズは、2022年の総売上高が過去最高値を更新しており、クリスティーズは84億ドル(約1兆1121億円)で17%増、サザビーズは80億ドル(1兆800億円)となっています。

中でもアジアにおける取引額の増加が話題です。2022年サザビーズのアジアでのオークション売上高は11億ドルで、前年の過去最高記録に並ぶ数字となっています。入札者数全体は過去最高数を記録し、40代以下のコレクターも増加。一人当たりの平均入札額も他の地域と比べて4割ほど上回っています。
サザビーズのアジアにおけるセールでは3分の1が新規入札者。さらに世界のセールの新規入札者を見てみると、そのうち7割がアジアからの入札者でした。
サザビーズは、アジア市場の急成長に対応して、2024年に香港に大規模新施設をオープンすることを発表。また、今年2023年に上海にオープン予定の新施設や、22年に東京で新オープンしたオフィスから、全面的にアジアのコレクターをサポート・イベントの開催を行っています。
出典:Art Basel & UBS 2022 Art Market Report, 美術手帖, 美術手帖


MPT理論による分散投資

さて、上記の項目ではマーケット市場の拡大を見てきました。
2023年のいま、アジアのアートマーケットが特に期待できるものになっている認識が多くの業界関係者の間でも認識されています。
ここで、MPT理論というものを導入してみましょう。
MPT理論とは、Modern Portfolio Theoryの略称で、投資の基本理論の一つです。
ここで言うポートフォリオ(Portfolio)とは、もともと書類入れ・書類を運ぶためのカバンをさしていますが、資産運用の世界では「個人の資産を総合的に一つのまとまりで捉えたもの」と言うように転用して使われる言葉になっています。
具体例を挙げれば、資産は現金、株式などの債権、不動産など、様々な形で存在しています。
多くの人は複数の種類の資産を運用していますが、それをひとまとまり(ポートフォリオ)として考えた上で、全体のうちの何割をどの種類の資産に割り当てるのか、という思考を促すような概念がポートフォリオです。
MPT理論の重要な示唆は、「相関係数が低い資産を組み合わせて所有することがリスクを最小化できる」ということです。
すなわち、ある資産Aが値上がりする時には値下がりする資産B(両者の相関係数はマイナス)を組み合わせたり、Aの値動きに全く関係がない(相関係数ゼロの)資産Cを同時に所有することで、安定したリターンが得られる(損のしにくい)ポートフォリオとなります。
自身の資産全体を総合したものを「ポートフォリオ」と捉えればわかりやすいでしょう。
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現代ポートフォリオ理論における最小分散フロンティアと効率的フロンティア 出典:Wikiwand

富裕層がアートやワインに投資する理由

今すでに富裕層と呼ばれる資産を持つ方の多くは、すでに株式や不動産などの資産を所有しています。しかし、それらとは相関係数の低い資産を同時に持つことで、一方の資産に大変動があってもリスク分散できるという体制を整えている方も多くいます。

普通、日本語で「リスク」というと、「ネガティブなことが起こる可能性」の意味で使われることが多いでしょう。しかし、資産運用の世界では、むしろ「リターンのブレの大きさ」を指します。
つまり、一見良いことのようにも思える「思ったよりも儲かってしまうこと」も、リスクの一種なのです。これは、資産の安定性を第一に考え、プラスもマイナスも想定外の大きな変動は避けるのが吉、という資産運用の鉄則による考え方です。
そのように考えた時、MPT理論の分散投資の投資先としては、株や不動産とは全く関係のないアートやワインなどの「代替投資」に白羽の矢が立ったというわけです。
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Healthy Lunch by Karameta's|W 90.00cm x H 70.00cm|¥237,500

世界の富裕層の投資先リスト

世界有数のコンサルタント会社キャップジェミニがコロナ前の2020年1月~2月に、運用資産1億円1000万円以上の世界の富裕層約2500名に行った調査があります。
それによると、富裕層は平均で、上場株式に30%、債券に17%、不動産に15%、そしてオルタナティブに13%の資金を振り分けています。
「代替資産」という意味のあるオルタナティブには、アート、ワイン、森林など、株式や不動産の枠には収まらない種類の資産が含まれています。
ポートフォリオのうち1割強はアート投資に割り当てるのがちょうど良いとされていることがわかります。


アート投資のデメリット

ここでは、まずはデメリットと失敗例から見てみましょう。
マイナスな点を先に知っておくことで、絵画への投資が自身の趣向とあったものかどうかがわかります。

デメリット① 短期のリターンは期待できない

アートオークションを例にして考えます。
オークション手数料はおよそ20%の手数料がかかり、これは株などの金融資産と比べると非常に高い手数料です。
また、そもそもオークションとは、すでに自分が所有する作品を競売にかけて別のコレクターに販売することで、自分が購入した時の差額でリターンが得られるというシステムになっています。
つまり、投資としてのキャッシュポイントがキャピタルゲイン(値上がり益)のみになるということです。これは、不動産の家賃収入や株式の配当のように定期的なインカムゲインとは全く異なります。
十分に値上がりし売却に至るまでに、短くて数ヶ月、普通なら数年〜10数年ほどの期間が必要です。
アーティストの人気形成にはそれなりの時間がかかるため「待つ」ということが非常に重要になってきます。

デメリット② アート作品自体に興味がない人には不向き

アート投資、絵画投資を成功させるには、今はそれほどでもないけれど、近い将来人気が出そうなアーティスト・作品を見極めて購入し、適切なタイミングで売却するということがカギになります。
これには、アート業界というニッチな世界で日々最新の動向をチェックしたり、本で歴史を知ったりアーティスト自身や批評家・ギャラリストの意見などを聞いた上で総合的に自分で判断するというかなりの知的作業が必要とされます。
これを行うには、そもそもアート作品を自分で楽めて、持っていることが楽しかったり、自分の生活にプラスになっていると感じることのできる人でなければ難しいでしょう。
結局、転売するまでは自分の家に飾っておくことになるため、一緒に生活ができるか?という視点で作品を見ることができるかという点にもつながってきます。

デメリット③ 保管が難しく経年劣化する場合も

絵画や彫刻などは、保管に比較的大きな場所を取り、品質管理にもコストがかかるのが難点です。
最も一般的な、「キャンバスに油絵具 / アクリル絵具で描かれた絵画」であれば、高温多湿な環境を避けることで大抵の劣化は防ぐことができます。しかし、例えばアーティスト自身が耐久性の低い素材を使用して制作していたり、日当たりの良い窓際や玄関などに飾っていたせいで日焼けしてしまったりなどといったリスクはあります。
ただ、この点は美術倉庫サービスを利用するか、自身で適切な保管方法の知識を身につけることで自宅でも質の高い保管が可能です。保管方法や作品の飾り方に関しては、以下の記事をご覧ください。

【賃貸】アートを壁掛けする方法【絵画の飾り方決定版】


デメリット④ 価値根拠の不明瞭さ

再び不動産と比較すると、投資商品の価格は、不動産であれば利回りや積算価格、株式であればPERやPBR、EPSといった指標に基づいて算出されたり価格の妥当性が判断されたりします。
それに対して絵画の場合は、不動産や株式に比べると価格を裏付ける指標や根拠が乏しい傾向にあります。特に現代アート作品であれば、ほとんどの場合、アートの専門知識を持ったディーラーやギャラリスト、キュレーターや販売実績の豊富なアーティストが独断で決定していることが多いため、買う側としては「本当にこの値段で妥当なのか」を判断するのはかなりの過去事例を参照しないと至難の業です。


アート投資のメリット

メリット① 資産分散により収益変動リスクが少ない

MPT理論の説明でも述べたように、オルタナティブな資産運用の一種として資産分散先にできるのはアート投資のメリットの大きな点です。
例え株が大暴落したとしても、アート作品は株や債権ほど景気に左右されないので、価値の急落リスクは低いと言えます。
また、デメリット①では「短期リターンがない」となっていますが、逆に考えれば長期的な値上がりが見込める資産ということもできます。実は、絵画の年間平均成長率は8%を上回っています。
例えば、2000年に100万円で購入した絵画が + 405% となった場合、2021年には505万円の値段がつきます。この間の保管費用などを差し引いても大きなリターンが手元に残ると言えます。

メリット② 趣味であり、同時に資産である

自宅に絵画を飾って日々眺めていると、美術館で昔の絵画を眺めるのとはまた違った発見や気づきがあるでしょう。より生の存在としてアーティストの息遣いが感じられたり、同じ作家のシリーズ作品や、似たジャンルの作品を飾ることで統一感のあるコレクションを作ることもできます。
また、近年本も出版されて話題になっている「アート思考」も、一つの大きなメリットです。
ビジネスなどの現場では、基本的に「クリティカル・シンキング」と「デザイン思考」の二種類の考える姿勢が必要とされていますが、「アート思考」はそのどちらとも違う三つ目の思考法として盛んに実践されています。
アート思考を一言で言えば、「個の問題点から出発すること」です。
デザイン思考と比較してみましょう。デザイン思考とは、「クライアントに共感し、その潜在的なニーズを探し出して解決する」ものです。相手にとことん寄り添うことで、これまで見えてこなかった需要や新たな解決策を見出すことが目的です。
それに対してアート思考の目的は、「今までにはなかった価値の創造」にあります。
例えば、アート思考の実践者として著名なSoup Stock Tokyo代表の遠山正道氏は、自身もアート制作を行なっていました。その経験を活かして「スープを主食にする生活」という今まで誰も想像しなかったライフスタイルを創造し、2019年には創業20周年を迎えるほどの歴史を刻んでいます。

メリット③ 節税対策になる

法人で購入する場合、100万円以内(古美術品などは除く)の取得価額の場合、減価償却資産として経費計上することが可能です。年度での合計額が300万円未満であればいいので、かなりの額を経費で使えることになります。
また、細かい話にはなりますが、作品自体の価格だけではなく、額代や配送費用、購入手数料なども取得価額に含めることができるので、完全に経費のみでオフィスに絵画が飾られた状態にまで持ってくことが可能です。
また、個人事業主の場合でも、30万円までの作品であれば減価償却に含めることができます。

以上、絵画・アート投資のメリットとデメリットを見てきました。
以下では、実際に絵画投資を始めるにあたってどのような市場になっているかという情報と、投資をするときの注意点、おすすめの買い方などをご紹介します。


絵画投資の始め方

プライマリー市場とセカンダリー市場

アート市場は、大きく「プライマリー」と「セカンダリー」の二つに分けることができます。

プライマリー市場とは、アート作品が一次流通で出回る市場のことです。
ギャラリーや画廊、アートフェア、一部インターネット、作家からの直接購入などがこれにあたります。
有名なアーティストの作品でも、セカンダリーマーケットのように価格が高騰する前に購入することができることが特徴です。また、まだ無名でも原石としての魅力を持つアーティストの作品も、このプライマリー市場で購入することになります。
しかし、あまりに有名なアーティストの作品は、購入実績のあるコレクターやディーラーに優先して販売されるため、初心者には購入が難しいと考えられます。

セカンダリー市場とは、アート作品の二次市場です。
オークションと名のつくものがこれにあたります。身近なヤフオクやメルカリなども、セカンダリー市場の一種です。
トップオークションでの取引になると、特に有名アーティストの作品は価格が高騰しやすくなります。

基本的には、アート投資においてはプライマリー市場で購入してから時機を見計らってセカンダリー市場で売りに出すという流れになります。

絵画投資をするための知識を身につけよう

いざ自分で投資対象の作品を検討する際には、もちろん美的感性も大事ですが、基本的なアートの歴史の流れ、背景知識や業界の常識を把握していることが前提となります。
ここでは、現代アートに関する知識を得るためにおすすめの本を5冊ご紹介します。

1. めくるめく現代アート イラストで楽しむ世界の作家とキーワード

「おさえておきたい現代アートの基礎知識が、これ一冊でわかる」と銘打たれ、可愛いらしいカラフルなイラストが特徴的な表紙の本。ともするととっつきづらいと思われがちな現代アートの世界を、「誰にでもわかるように」というコンセプトのもと解説してあります。
〈アーティスト編〉〈キーワード編〉の2章立てで有名なアーティストや作品を知ることができます。
表紙にもなっているウォーホルや草間彌生など、「名前だけは聞いたことあるけど、ぶっちゃけ何がすごいの?」というアーティストの名前は、他の現代アート作品を鑑賞しているときでもしばしば聞こえてきます。
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2. 現代アート、超入門!

こちらの新書も、「フツーの人の立ち位置を大切にする」と宣言する著者が「アートがわからない」ということを正直に述べながら、難解な現代アート作品を次々に料理していきます。
なんだか周りの人はわかったようなことを言っているけど、本当にわかっているのだろうか…?
これの凄さをわかっていないのって、自分だけ…?
こんなふうに思ったことのある方には特におすすめの本です。
chounyuumon

3. 現代美術史-欧米、日本、トランスナショナル

自身がアーティストでありながら、現代美術史の研究者でもある山本浩貴氏による、上記二冊と比べるとかなり論文に近い本。第二次世界大戦後の社会全体の流れの中に、現代美術と呼ばれる存在を結びつけています。
アートの解説の中によく出てくる理論やアーティスト、芸術運動などが網羅されているため、理論派の方はこちらの本がおすすめです。
yamamoto

4. 現代アートとは何か

現代アート界という狭い、しかしとてつもない規模のお金が渦巻く不思議な世界。
その中のプレイヤーは、世界的企業のトップや王族などのスーパーコレクター、暗躍するギャラリスト、資本主義と微妙な距離を保つキュレーター、存在感を失いつつも反撃を試みる理論家、そして新たな世界秩序に挑むアーティストたちなど、実は様々な存在があります。
現代アートの「動機」をチャート化した「現代アート採点法」という独自の視点で、難解な現代アートの世界をわかりやすく解剖しています。
gendaiartotohananika

5. みんなの現代アート──大衆に媚を売る方法、あるいはアートがアートであるために

アーティストであるグレイソン・ペリーが、アートに関する素朴な疑問に皮肉と愛を込めて回答する本です。
こちらもポップなイラストで読みやすくなっていますが、現代アートを批評的観点から鑑賞するという一段レベルの高い視点を得ることができ、非常に勉強になる一冊です。
grayson_perry


現代アート作品 おすすめの買い方

TRiCERA ART:アートマーケットプレイス

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著者

TRiCERA ART

現代アートの歴史・楽しみ方・各アートジャンルの解説など、役に立つ情報を芸術大学卒業のキュレーターが執筆しています。TRiCERA ARTは世界126カ国の現代アートを掲載しているマーケットプレイスです。トップページはこちら→https://www.tricera.net